
逆事実確認面接法で面接を乗り切る!
事実確認法面接
この面接は刑事が犯人に行っている取り調べで使われるものです。つまりその人の過去の行動を5W1Hで事実確認を行うのです。例えば、犯人がアリバイを「その時間はそば屋でカツ丼を食べていた」と言ったら、「何時に入ったか? 場所はどこか?そば屋の名前は?カツ丼は上か並か? カツ丼はいくらだったか?」などを聞きます。本当にその行動を行った犯人はスラスラと答えることができます。
この手法を面接に応用する場合にはズバリ、その人が本当に過去にどんな仕事をやってきたか?どんな立場でやってきたか? 成果はどうだったか?どのようにその後フォローしたか? などを聞いていきます。本当に仕事をやってきた人、仕事ができるひとはスラスラと、ペラペラと話すことができるのです。
①行動事実に着目した面接方法とは
過去に成果をあげた人は、未来にも成果を生み出す可能性が高いという「成果の再現性」という考えがあります。過去の行動事実を丹念に確認することで、将来にも成果を生み出す可能性が高い人材を見つけ出そうとするのがこの面接方法です。働いた経験のない新卒の採用であっても、学生時代の経験を質問することで有効な方法です。
②過去の行動事実だけを聞く
人間は「考え」を聞かれると、『その問いに対して最も良いと質問者が思うであろう答え』、いわゆる受けを狙った答えを条件反射的に探す習性があります。さらに、面接担当者に好印象を持たれるためには、どのような考えを持つ自分、をアピールすべきか、すでに多くの就職対策書籍で模範解答が出されています。
しかし「私はこう思う、考える」ということと、現実に「行動する」ことは別のものです。
何のための質問かが明確でないまま、将来の希望、本人のやりたいことを聞く面接では、採用後は冒頭のようなこんなはずでは、、という結果になりがちです。
③5W1Hで行動事実を聞いていく
「いつ」「どのような場面で」「何(誰)に対して」「どのような行動をしたか」を丹念に質問をしてください。行うことは、過去の行動事実を丁寧にヒアリングすること、これだけです。その場で評価を行う必要はなく、むしろ評価および判断は面接後に行います。結果的に複数の人が何回も面接を行う必要はなくなります。
④具体的な質問の例
「あなたがここ数年に自分で取組んだ課題のうち、もっとも力を入れたことは何ですか?」
「その結果は具体的な形になってあらわれましたか?」
「実際どのようなことをしたのですか?そのときのことを思い出して教えてください」
「なぜ、そのような行動をとったのですか?」
「それに対して、まずあなたがしたことはなんですか?」
⑤優秀な人材に共通する答え方
・行動事実の記憶が非常に明確である。
・行動事実の種類が多様である。行動に柔軟性がある。
・行動事実に独自の工夫がある。
・突っ込んだ質問に対して、「常に一生懸命がんばった」「誠意を持って取り組んだ」というような主観的な修飾語で逃げない。これらが共通するポイントとなります。
『採用した人物が期待外れだった』、『面接の時には優秀な人材に見えたのだが・・。』、という声は、人手不足であってもなくても変わらずです。
面接官がムードに流されない、表面的な事実、学歴、職歴(会社名)、転職回数など、もとても重要なポイントになります。
事実確認法を使った面接(逆事実確認面接法)
この事実確認法という面接法は本来は面接官向けのものですが、面接を受ける方はこの逆として具体例をあげてなるべく面接官がその場面、場面をイメージしやすく説明することが肝心です。
具体的には以下の3点を面接で話せるように会話を持っていくことが重要です。
① 志望動機
これは現在の会社の客観的な状況を説明いただくのと、受ける会社のビジネスに関して今後可能性のある分野であることを説明できるようにしてください。
② 現在の仕事内容と実績について
ここはどんな実績を上げているかを具体的な事例を元にお話ください。
一つ一番自分が誇れる事例を準備しておくと良いと思います。
その事例に対して
② どんな仕事でいつ頃の話か?
③ どんな風に達成したのか?
④ 苦労したプロセス
⑤ ポイントになったこと
⑥ どのような結果になったのか?
などを詳しく説明することが肝心です。
⑦ 仕事で心がけていること
上記②の内容とかぶりますが、ここでは仕事を続けていく心構えや、自分自身のポリシー、ルールなどを具体的な例をあげてご説明ください。